「au回線を使っているなら、mineoのAプランも本家auと同じくらい速いんじゃない?」
「でも、格安SIMって『お昼』は使い物にならないほど遅いって聞くし……」
mineo(マイネオ)のAプランを検討しているとき、一番気になるのはやはり「通信速度」の真実ではないでしょうか。公式サイトに書かれている理論値ではなく、「私たちが毎日使うスマホが、混雑時にどうなるのか」というリアルな挙動こそが知りたいはずです。
「安かろう悪かろう」で契約してしまい、大事な連絡が取れずにイライラしたり、動画がカクカクして後悔したりするのは絶対に避けたいですよね。
この記事では、ネット上の曖昧な口コミではなく、2024年〜2025年の最新の実測データと、実際に利用しているユーザーのシビアな本音だけを元に、mineo Aプラン(au回線)の実力を包み隠さず検証します。
結論を急がず、まずは多くの人が不安に感じている「魔の時間帯」の真実から、データを元に紐解いていきましょう。
【結論】mineo Aプラン(au回線)は「平日お昼」だけ正直遅い
最初に結論を言います。どんなに言葉を濁そうとも事実は変わりません。
残念ながら、mineoのAプランであっても、平日のお昼休み(12:00〜13:00)の速度低下は避けられません。
「au回線だから速い」というのは、あくまで電波のエリア(繋がりやすさ)の話であって、回線の混雑具合は別問題です。ここに関しては、過度な期待は禁物です。
東京都内の実測値は「平均6Mbps」。これはどういう状態か?
実際のデータを見てみましょう。直近の調査データによると、ユーザーが密集する東京都内における平日お昼の実測データでは、平均下り速度が「6.29 Mbps」まで低下するという記録があります 11。
「6Mbps出ているなら十分じゃない?」と思われるかもしれませんが、これはあくまで平均値。タイミングによっては1Mbpsを切ることもあります。この状況下でスマホを使うと、体感としては以下のようなストレスを感じることになります。
⚠️ 魔の12時台に起きるリアルな現象
- 画像の読み込みがパラパラ漫画状態InstagramやECサイト(Amazonや楽天)を開くと、画像が上から少しずつ、カクッカクッと表示されていく感覚に陥ります。スクロールの指に画像の表示が追いつかず、白い空白の画面を見つめる時間が生まれます 2。
- タップしてからの「間」ニュースアプリで記事をタップしても、すぐには画面が切り替わりません。「あれ?押せてないかな?」と思ってもう一度押そうとした瞬間に画面が変わる、あの嫌な「数秒のラグ」が発生します。
- 動画の画質が勝手に落ちるYouTubeなどの動画を見ていると、最初は綺麗でも途中で画質がガクンと粗くなったり、最悪の場合は画面の中央でグルグルと読み込みマークが回り続けたりします。
かつての格安SIMのように「完全に通信が止まってタイムアウト(圏外と同じ状態)になる」という最悪の状況は、近年の品質改善でかなり減りました 3。しかし、「お昼休みだけは、大手キャリアのようなサクサク感は消え失せる」というのが、目を背けてはいけない現実です。

それでも人気の理由。「パケット放題 Plus」と「バースト転送」が優秀すぎる
「お昼にそんなに遅くなるなら、なんでみんなmineoを使っているの?」
そう思うのも無理はありません。しかし、この「遅さ」という明確なデメリットを補って余りある「強烈なメリット」がmineoには存在します。
それが、「パケット放題 Plus(またはマイそく)」と「バースト転送」という機能です。
実は、mineoを選んでいる人の多くは、「最高速度」ではなく「使い放題の自由」と「コスパ」を選んでいるのです。
動画もSNSも意外といける「1.5Mbps」の魔法
mineoのオプション「パケット放題 Plus(月額385円、10GB以上なら無料)」を使うと、通信速度が最大1.5Mbpsに制限される代わりに、データ通信量がカウントされなくなります(使い放題になります) 4。
「1.5Mbpsなんて遅すぎるのでは?」と思うかもしれませんが、実はスマホでの利用なら、驚くほど多くのことが「普通に」できてしまいます。
✅ シチュエーション別・1.5Mbpsの実力
- 通勤電車でのYouTube視聴標準画質(480p)なら、ほとんど止まらずに見続けられます 5。スマホの画面サイズなら480pでも画質の粗さはそこまで気になりません。毎日の通勤でギガを消費せずにドラマやアニメを見放題なのは革命的です。
- カフェでのテザリング作業パソコンを繋いで仕事をすることも可能です。チャットツール(Slack/Teams)やメール、Googleドキュメントの作成程度なら全く問題ありません 6。ただし、大きなファイルの送受信には時間がかかるので注意が必要です。
- 車での音楽ストリーミングSpotifyやApple Musicを高音質設定で流しっぱなしにしても途切れません 7。ドライブ中にBGMを流し続けても、パケット消費はゼロです。

【注意】唯一の弱点「3日間10GB制限」
完璧に見えるパケット放題 Plusですが、一つだけ注意点があります。それは「直近3日間で10GB以上使うと、翌日は速度制限がかかる」というルールです 8。
制限されると最大200kbpsになり、さすがに動画視聴は厳しくなります。「使い放題」とは言え、短期間での無茶な使いすぎにはブレーキがかかる仕様であることは覚えておきましょう。
最初の読み込みだけ速い「バースト転送」
さらにmineoには「バースト転送」という機能が備わっています。これは、通信し始めの最初の数KB〜数MBだけ高速通信を行うという仕組みです 9。
この機能のおかげで、X(Twitter)のタイムライン更新や、テキストニュースの読み込みなどは、一瞬だけブーストがかかるため、体感的には「1.5Mbps」という数字以上にサクサク動きます 10。
「お昼の1時間だけ高画質動画を我慢すれば、あとはデータを気にせず動画やSNSが見放題」。このトレードオフ(交換条件)に納得できる人にとって、mineoは最強のコスパを誇ります。
【比較】au本家・UQ mobile・povoとmineo、速度と安さどっちを取る?
ここで、よく比較対象になる「au本家」や「UQ mobile」「povo2.0」との違いをはっきりさせておきましょう。これらも同じau回線を使っていますが、中身(回線の優遇度)は全く別物です。
速度重視か、コスパ重視か。あなたの優先順位と照らし合わせてみてください。
| 比較項目 | mineo (Aプラン) | UQ mobile / povo2.0 |
| 回線の種別 | MVNO(借り物) 混雑時に速度低下しやすい | MNO(本家・サブ) 優先度が高く、常に速い |
| 平日昼の速度 | △ 遅い (数Mbps程度) 動画や画像読み込みに影響あり | ◎ 速い (数十Mbps〜) 本家auと変わらずサクサク 11 |
| 制限後の速度 | ◎ 最大1.5Mbps パケット放題Plusで実質使い放題 | △ 最大300kbps〜1Mbps 1Mbpsプランは料金が高め 12 |
| こんな人向き | 「安さ」と「無制限」重視 昼の遅さは我慢できる人 | 「速度」と「安定」重視 昼も快適に使いたい人 |
「お昼の速さ」ならUQ mobile / povo一択
もしあなたが、「お昼休みにも高画質の動画を見たい」「混雑時でもページの読み込み待ちは絶対に嫌だ」というタイプなら、mineoではなくUQ mobileやpovo2.0を選ぶべきです。
彼らはKDDI(au)が直接提供しているサービスなので、回線の道路が広く確保されており、お昼のラッシュ時でもmineoのように渋滞に巻き込まれることがありません 13。
「低速の使い勝手」ならmineoの圧勝
一方で、UQ mobileやpovoは、高速データを使い切った後の制限がきつい(最大128kbps〜300kbps)、あるいは使い放題にするには高い料金プランが必要です。
対してmineoは、「そこそこの速度(1.5Mbps)」で「無制限」に使える環境を月額385円(または無料)で追加できる点が唯一無二の強みです。
「速さのUQ」「使い放題のmineo」。この棲み分けこそが、選び方の全てです。

mineo au回線のリアルな評判。「遅い派」vs「十分派」の口コミ
最後に、実際にmineo Aプランを使っているユーザーのリアルな口コミを、「不満」と「満足」の両面から紹介します。自分に近い利用シーンを探してみてください。
❌ 「遅い」と感じている人の声
やはり不満が集中するのは、物理的に人が多すぎて回線がパンクしそうな場所です。
- 通勤ラッシュの地下鉄「大阪メトロの御堂筋線など、朝のラッシュ時にパケ詰まり(アンテナは立っているのに通信できない)が起きる」「電車移動中の読み込みが遅くてイライラする」という報告があります 14。
- QR決済のレジ前「お昼のコンビニでPayPayの画面が表示されず、後ろに人が並んでいるので焦った」という声も 15。お昼にコンビニへ行く際は、入店前にアプリを開いておくなどの自衛策が必要かもしれません。
- イベント会場「フェスやライブ会場など、人が密集する場所ではau回線自体が混む上にmineoの制限がかかり、LINEすら送れなくなった」という経験談も 16。
⭕️ 「十分使える」と感じている人の声
一方で、用途を理解して使っている人、特に「Wi-Fi」と併用している人からは高い評価を得ています。
- 動画のBGM利用「通勤中にYouTubeをラジオ感覚で聞く分には全く問題ない」「Spotifyなら最高音質でも止まらない」と、エンタメ消費には十分という声が多いです 17。
- 意外な「アプリDL」の速さ実は、「アプリのダウンロード速度」の計測では、mineo Aプランが他社を抑えて1位(103.53 Mbps)を記録したという興味深いデータもあります 18。アプリの更新やインストールなどは、独自の通信制御のおかげか意外とスムーズです。
- スイッチ切り替えで節約「普段は節約モード(1.5Mbps)にしておいて、ここぞという時だけ高速通信を使う。この運用でギガが減らないのが最高」という、賢い使い方が支持されています。
よくある質問(Q&A)
mineo Aプランを契約する前に、よくある疑問を解消しておきましょう。
Q1:5Gオプション(無料)をつければ、お昼も速くなりますか?
A:残念ながら、混雑時の速度はほとんど変わりません。
5Gはあくまで「基地局とスマホの間」の技術です。mineoが遅くなる原因は、その先の「mineoとauを繋ぐ接続点(POI)」の混雑にあるため、5Gにしても渋滞の列に並ぶことには変わりありません。ただし、アンテナの感度が良くなることで繋がりやすさが改善することはあります。
Q2:田舎や山間部でも繋がりますか?
A:はい、繋がりやすさは本家auと全く同じです。
mineo Aプランはauの基地局・エリアをそのまま使っています。そのため、auが繋がる場所であれば、田舎でも山でも同じように繋がります。都市部のような極端な回線混雑もないため、地方の方が速度が出やすい傾向さえあります 。
Q3:Aプラン(au)以外に、Dプラン(ドコモ)やSプラン(ソフトバンク)の方が速いですか?
A:地域差はありますが、大きな傾向(お昼に遅くなる)はどのプランも同じです。
mineoなどの格安SIMは、どの回線を使っても「お昼に混雑する」という構造的弱点は共通しています。ただし、自宅周辺の電波状況によって「うちはauが一番入る」「職場はドコモが強い」といった差はあるので、今のキャリアで電波が良い回線を選ぶのが失敗しないコツです。
まとめ
mineo Aプラン(au回線)の速度については、「平日お昼(12:00〜13:00)の速度低下を許容できるか」が全ての判断基準になります。
- やめておいた方がいい人:
- お昼休みに高画質の動画を見たり、重いオンラインゲームを楽しみたい人。
- 都心の満員電車でメインに使い、一瞬の読み込み遅延も許せない人。
- おすすめな人:
- お昼のスマホ利用はニュース、LINE、音楽再生程度で済ませられる人。
- 速度の数値よりも、「データ残量を気にせず動画や音楽を楽しめる自由」が欲しい人。
- 自宅や職場にWi-Fi環境がある人。
もしあなたが後者なら、mineoは月々のスマホ代を劇的に下げつつ、毎日の「ギガ不足」のストレスから解放してくれる、最高のパートナーになるはずです。
「お昼の1時間の我慢」で「23時間の自由」が手に入る。このトレードオフを、あなたはどう捉えますか?



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